2015年10月4日日曜日

継承語としての日本語

こんにちは!

アメリカにきて1ヶ月半、あまりにサボりすぎたことを反省笑

さてさて、今日は最近関わりをもたせていただいているアメリカでの継承語としての日本語教育について書こうと思います。

こっちにきて2週間後から、土曜日に行われているいわゆる日本人学校の授業にアシスタントとして参加させていただいています。
学生のバックグラウンドは様々、多くは駐在している家族のお子さんです。

保護者の共通理念としてあるのは
「日本語、日本文化をこれからアメリカで日本人として生きて行く彼らに、忘れずに継承して行ってもらいたい」
ということ。

継承語という言葉を初めて耳にしたのは、この春に受講していた日本語教師養成講座内でした。講義内では日本語の歴史を辿る中で、日系ブラジル人に焦点を当て、失われつつある日本語をどう継承していくのかという話が取り扱われていました。

いつも通り頭の固い僕です。
「なるほど、この話題についてはブラジルにのみ焦点があてられているのか、さてGoogleGoogleと。」とまあ、関連した書籍を検索してはさらっと目を通すぐらいのことしかしていませんでした。


そんな印象だけを抱いたままアメリカに着いて、構内を歩き回っている時に目にした
日本語学校のパンフレット。
こりゃもう話を聞きに行くしかない。
アポイントをとって何とか先生に会うことができました。
あまり中身は詳しく書けませんが
継承語について話し始めた時はびっくり。


すぐに見学を依頼し、なんとか今日まで毎週お手伝いや見学をしてます。

通い始めて約一ヶ月。
いろいろと自分の中で思うことがあります。

平日は通常の学校に通う子供たちは、もちろん土曜にしか学校へはこれません。

しかし、学生たちみんな本当に日本語が上手です。
最初の見学時には度肝を抜かれました。


「生まれてこのかた英語しか話したことのない学生が週に一回の学習でどのように日本語を身につけているのか。もしかしたらここでの経験から自分の将来に活かせるなんらかのポイントがあるんじゃないか。」

ホワンホワンホワンと頭の上にいろいろなことを浮かべながら日々過ごしています。

日本語教育に興味をもち、なおかつ東南アジアでさまざまなボランティア活動に従事してきた僕は、今では日本にいる外国にルーツを持つ子供たちへの日本語教育に興味を抱いています。
日本語ゼロ状態の彼らを救う手立ては?
日本語教師になりたい一学生として考えていくべきことは?

そういった疑問の解決に少しでも繋げることができるように、
この留学生活をもっと大切に過ごそうと思えたそんな土曜日でした。

またこの件についてはぼちぼち更新できたらなと思っています。


ではでは。