2016年1月31日日曜日

語学学校で体験したこれいいな!2 フリーライティング

こんにちは。
更新を始め出すと、書くのが下手くそでも「あー、今日も書こう!」ってなりますね笑

さてさて、今日も英語での語学留学で体験した「これよかったな」を書きたいと思います。まだ大学生なので、日本語教師歴ゼロです(タイの某大学付属学校で2ヶ月間の日本語教師インターンシップ経験はあり)ので、普通に日本語学校でやってますけど?となってしまえば終わりなのですが、自分が思い出せるように!ということも含めて書き書きしていきます!

昨日もそうでしたがReading& Writingのクラスでの取り組み。

それは、授業が始まるとなんとなしに始まるフリーライティングタイムです。
「Family」と書いていれば家族について1段落、「Nature」と言われれば自然に関するなんでもありなトッピクで1段落、いずれも10分以内というのがルールでした。


クラスメートは中国、台湾、ベトナム、サウジアラビアとアジア尽くし。
特に東アジア各国はペーパーテストに慣れっこなので文法は大好きですが、無制限で「好きなことを好きなだけ」と言われると手の動きが遅い・・・。

教師は無差別に学生を当てて発表させるわけではなく、目があった学生に「書けた?」とだけ聞いてきます。笑
でもこれがまたいい。

始まった瞬間の学生側の気持ちとしては
「あー、これから毎日こうやって紙一枚に漠然としたテーマで作文せなあかんのか・・・」ですが、
2週目あたりになれば
「お、今日のトピックやったら書けそうやし、発表しよかな!」
ってなってくることがあるんですよ!
特に自分の専攻分野に近い話題や、何かしらの課題で近いことを書かされたことがある場合など、その時までの経験から書ける時もあります。

僕も途中からそうでしたし、発表時には最初紙が全然埋まっていなかった学生でも三週目には自分の文章を発表する機会を得ていました。

↑昨日の物語創作ゲーム(誰かカッコいいタイトル求む。切実に。)
もそうですが、
「誰かと被らない」って大事じゃないかなって思います。
何を書いてもオリジナルになる。
日本は恥の文化と言いますが、語学を学ぶ場では実際学生として過ごしてみて思ったのが、「どの国だって自分の答えに100%の自信は持っていない」ということです。

授業中に質問や発言が止まらない学生でも、自分の答えに自信がなく、話すことを躊躇している場面には必ずと言っていいほどよく出会ってきました。

今回のトピックでも「Family」という話題に対して国、文化の違いが色濃く現れているものが多く、中国人学生は一人っ子政策について話したり、僕は家族が自分の夢に与えた影響について話したり、何かしらみんな違うことを書くんです。

もしこれが「ーーーーについてあなたは○○の立場をとりますか、それとも××の立場をとりますか、理由と根拠を示し答えなさい」となればきっと発表する学生は減少するだろうし、少数派の意見を述べた学生に対して、笑い声が漏れることもあるはずです。

ざっくりしたテーマでの作文はそれこそ求められる文法スキルは高いかもしれませんが、1ヶ月継続して毎回授業開始時に行った結果、
確実に文構成の力が伸びたと自負できます。

ライティングの小論でも30分で300単語しか書けなかったのが400まで上がったのもこのアクティビティのおかげです。

さらにこの結果は成績に関わる部分としては「発音」を見られるだけで、紙が回収されることもありませんでした。

それもまた、利点の一つだと思います。
成績に関わるプレッシャーがあると、そんなのフリーライティングなんて呼べないし、ストレスも溜まる一方、授業頭のアイスブレイクともなるこの活動が、単純にいいなと毎回思っていました。

今日はこんなところです。
いま思い返していますが、アクティビティについては秒殺でネタ切れしますのでまた新しい話題を考えておきます。

ではでは。


2016年1月30日土曜日

語学学校内の授業中に体験したこれいいな! 物語創作ゲーム!

今日からちゃーーーんと更新再開します!

半年前までブログを見ていただいてた方はお分かりだと思いますが、
昨年8月から12月までの間アメリカのインディアナ州に語学+ボランティア(教員)で留学に行ってました!

大学では英語の免許取得を最初から目指していたこともあり、
日本語教師になりたいと思っている今でもそうですが
「どんなアクティビティを組み込んでいくか」って授業を作る際に迷うこと多いですよね!日本語教師養成口座に通っていた(まだ修了していませんが)際にも理論、演習ともにたくさんのメソッドを教えてもらいましたが、

その中であまり聞かなかった、面白かった!
ってメソッドを紹介できればと思っています。

あ。その前におすすめのTED Talkの紹介です!
興味ない方は少し下へスクロールしてください!



今朝配信されたばかりなので字幕が英語のみになってしまいますが、
よければどうぞ!
バリで活動する10代前半の姉妹によるプレゼンテーションです!
これが本当に鳥肌ものです。
いまだに信じられません彼女たちが自分より10近く下だなんて。。。
世界にはここまでのプレゼンテーション力とリーダーシップを発揮出来る子どもたちがいるんですね。
少し怖いくらいです。
日本語スピーチコンテストでも環境問題についてスピーチする留学生はレジ袋について話していますよね。僕も「袋いりません」ってドヤ顔で言いつづけます!



さてさて、話を戻しまして、
今日紹介したいのは、上級か中級向けのアクティビティです。

ライティングの時間、アカデミックな単語もたくさん登場するテキストを使いながら、
その日のテーマは「エッセイをみんなで考える」というものでした。

ライティングではテストは主に小論文です。与えられた課題に対して90分で400単語ぐらいを用いて答えることが上級クラスでは基本なんですが、その日先生はホワイトボードに三つの単語を書きました。

・pig
・ship
・banana

いや、なんなんだこれはとざわつく教室、すると先生はスクラップペーパー(なんでもいいから紙をちぎったもの)を用意しろとのこと。

なにやら「物語創作ゲーム」なるものをするらしい。
(直訳ですので悪しからず、もっとクールな名前をつけていただければ嬉しいです笑)

ルールは簡単

  • 今から2分で三つの単語を使った物語を作ってください。途中までで構いません。
  • 2分経ったら隣の席の学生に紙を渡してください
  • 4回目の時点で終了し、先生へと提出
  • 起承転結がしっかりしているかのチェックなしに先生が読み上げます!
だそうです。
読み上げなんて公開処刑そのものですが、四人でひとつのストーリーを作ることが明確なので、最初に自分の書いた文章から結末が予想だにしないものへと変化する可能性も十分にあるわけですよね!

つまり、書く側の学生は
一回目→自分の物語の冒頭部分
二回目→隣の学生の展開部分
三回目→二つ隣の学生の展開部部分
四回目→三つ隣の学生の結末部分(オチ)

を書いていくわけです、こうとなれば「誰々が書いたのが面白くなかった」だの「誰々の書いた文は意味がわからない」だのそういったことが起こらなくなるんですよね。

「考えたなーこれは」とひとり頷いていました!


12人のクラスで行ったので12のストーリーができるんですよね、そのうち4つが自分のとなれば正直言ってすごくテンションが上がります!

・恥ずかしがらずにみんながのびのびと書きたいことを短い時間で書く(ライティング)
・次の人の紙を書く際にまず、それまでの流れを読む(リーディング)
・発表時に先生は文法の誤りを軽く修正しながら話してくれる(リスニング)

とまあ三技能に働きかけることができるこのアクティビティ、
面白いと思いませんか?

先生が自分が書いた部分を読んだ際に他学生の笑いを取れたら「よっしゃ」ってなる学生(少なくとも大阪人である僕は嬉しかった)もいるはずですし、
中上級を教える機会をもらえたらいつかやってみようかなーーー!

これからこうやって毎日かければいいかなと思う限りです。


大学院入試準備期間突入

こんにちは!留学前にどうやって毎日更新していたのか今でも感覚が戻らずに困っています。ひょっとすると暇だったんですかね笑

語学兼ボランティアの留学生活から帰国し3週間が経ちました。
帰ってきてからは、「大学院受験」の準備に追われています。
と言いましても、休学しているため同期は卒業論文の真っ只中、周りに同じコースを辿る人がいないため毎日が孤独です。

1日のルーティンはと言いますと

【9:00-17:00】
大学図書館へ(片道2時間)
やること

  1. 毎日、産経、読売、朝日と新聞を流し読み
  2. 論文検索サイトを活用し、興味のある分野の先行研究を読みまくる
  3. 引用などから新たな書籍、論文を発見
あとは2−3が繰り返し繰り返し・・・、みんな通る道なんですよねきっと。

【17:00-19:00】
電車にゆられつつTOEICかTOEFLのリスニングを解きまくり。

この二つメインで構成されています。まあなんて単調。笑


「外国にルーツを持つ子どもたちへの日本語教育」

を軸に学んでいきたいということには変わりは無く、毎日こつこつ知識がたまっています。論文ばかり読んでいるのでおすすめの文献があれば、本当に教えていただきたいと思う限りです。

ブログの書き方の勘を取り戻すまで時間がかかりそうですが、今日はもう一つ更新しようと思っています。宜しくお願いします。

ではまたーーー!