2015年7月20日月曜日

今日のTED 「これからの教育のあり方」

こんばんは!
先ほどの養成講座の話に引き続き、今日もTED
紹介します。
こんな僕が選ぶ動画なんでどうしても教育に関わることに記事の内容が偏りがち。
今日はこんなのを鑑賞しました。


MOOCと聞いてみなさん、それが何かわかりますか?

Massive Open Online Courses の略で大規模なオープンオンライン講座のことです。
日本でも結構メディアに登場していて、オープンエデュケーションと呼ばれています。

名前の通り、多岐の分野の教授たちが自らの講義をオンライン上に公開する取り組みで、去年の頭から日本でもJMOOCという名で始まりました。
僕も一つだけ受講して修了証まで獲得しました。

きっかけは本屋さんで出会った新書です。




「ウェブで学ぶ〜オープンエデュケーションと知の革命(ちくま新書)」
 これを読むまでまさかアメリカで大学講義がオープンになっていて、
さまざまな事情で高等教育を受けることができない人たちがオンラインコースで学位を取ったりしているなんて思ってもみませんでした。

大学で所属している国際協力団体で途上国の貧困について色々と取り組んでいた僕としては、これからの教育のあり方を変える劇的なものであると思って色々と本を読みあさったりしたものです。



今回鑑賞したShai Reshefさんの「An ultra-low-cost college degree」で今日久しぶりにMOOCの話を耳にしました。

世界中の高等教育を受けることのできない学生のことを考えると、確かにオンラインで講義を受けて学位まで習得できるというのはとても革新的で、ぜひ進めてほしいなと素直に話を聞きながら思っていました。
払うべき費用は試験ひとつあたり100ドル、教材もオープンなのでフリーです。

ただ、いつも貧困と照らし合わせながら考えていくこちらの問題でひとつ疑問がつきまとってきます。

「これって英語ができる前提なのではないか。英語で難解な語彙の並ぶ大学講義を聞きながら、課題をこなし学生同士でネット上で議論をすることが前提なら、 そこでふるいにかけられた結果この見事の教育機会を教授できない人も結局はたくさんいるんじゃないか。」ということです。長くてごめんなさい。

議論と書きましたが、それは与えられた課題についてネット上で行われるもので、これもしっかりと評価に入りますのでいわば学生の義務となるものです。

公演では「インターネットが地球村を作るなら、このモデルは将来をリードするものになる」と述べられていました。
なんかこれってすごいことだなと思う一方で、英語ができることが前提となる社会にどんどん近づいてしまう危機でもあるんじゃないかと感じます。

現在日本語教育でもeラーニングへの取り組みがたくさんあるという文言を、ある雑誌で目にしました。何年かかるかわかりませんが、どうせやるなら世界的に開発に対し努力して、さまざまな言語でその国の大学の水準に合う教材や、授業を展開することが理想なんじゃないかなと思います。

高等教育の分野で大々的に始まったこれらの取り組みですが、語学を教えるものとしては色々と考えさせられるものがありますよね。
これからの教員のあり方とか。。。


頭の中がしっかりと整理できず、思い切って書いています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
MOOCについてのTEDの動画は他にもたくさんあったと思います。
興味のある方はご覧いただければと思います。


https://www.ted.com/talks/anant_agarwal_why_massively_open_online_courses_still_matter
MOOCって本当に魅力的です。
この存在を世の中の誰もが知るような時代が来る頃には、僕も立派なおっさんになっているかもしれませんが、確かな知識と自分なりの意見を持って教員になりたいです。

まとまりないですよね。
いつも本当にありがとうございます。
ではまた!


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